このパートで行うこと
これから2Dローグライクゲームを作成していくが、
まずこのパートではお手本のプロジェクトを実行できる環境を整え、ゲームの仕様を確認しよう。
本連載記事はお手本プロジェクトのソースや公式のビデオを見ずともできるようなクオリティを目指しているが、 ソースがうまく動かないときに動くものが手元にあるというのは心強いものだ。
※この記事は、unity公式チュートリアル「2D Roguelike tutorial」を解説した連載記事です。
この連載記事共通の事項(実施している環境等)は以下の記事を参照ください。
⇒ 表紙:2Dローグライク公式tutorial解説【Unity2018】
unityをインストールしよう
本連載記事では、unity2018.1.4f1(※執筆時点の最新バージョン)を使用して進めていく。 公式ではunity5を使用して作成されているがunity4.6以上は互換性が保証されているとのことなので、それ以上であれば問題ないだろう。
⇒ https://unity3d.com/jp/get-unity/download
上記からダウンロードおよびインストールしておこう。
完成プロジェクトをインポート
インストールが完了したら、新規でプロジェクトを作成する。
プロジェクト名は任意でかまわないが、ここでは「2DRoguelikeTutorial」とした。テンプレートは2Dを選択すること。
お手本のプロジェクトは、AssetStoreからインポートすることができる。
AssetStoreが表示されていない場合は表示しよう。 "roguelike" と検索すれば出てくるのでインポートする。
(メニューバーの)Window -> AssetStore
importではなくDownloadボタンになっている場合もあるだろう。その場合はDownloadボタンを押せばいい。
インポートが正常に完了すれば、プロジェクトビューに各アセットが展開される。これだけで準備は完了だ。
「Complete-Game」フォルダには完成済みのすべてのアセットが含まれている。
「Complete-Game」フォルダの「_Complete-Game」シーンを表示し、実行ボタンを押してゲームが起動できることを確認しよう。
ゲームの仕様を確認しよう
Gameビューにゲーム画面が表示される。しばらく遊んでみよう:)
今回作成するゲームはおおざっぱに以下の機能が存在する。
- マップのサイズは常に固定であり、マップ内のオブジェクト(内壁やアイテム)はランダムに配置される。
- 画面下のFoodはヒットポイントで、歩くごとに減る。敵に攻撃されても減る。
- アイテムの種類は2種類ある。アイテムを入手するとヒットポイントが回復する。
- 敵は2種類おり、プレイヤーに攻撃してくる。敵を倒すことはできない。
- 壁がある方向に何度か方向キーを動かすと壁を壊すことができる。
- カメラの位置は常に中央となっている。
登場する人物や物体
プレイヤー
十字方向に移動できる。アイテムをとってHPを回復する。
敵
おなじく十字方向に移動できる。プレイヤーに攻撃してくる
アイテム
ステージにランダムに配置される。プレイヤーのHPを回復してくれる。
内壁
ステージにランダムに配置される。プレイヤーは内壁を破壊することができる。
扉
ステージの右上に配置される。プレイヤーがここに入ると次のステージにいける。
次回予告
今回はお手本のプロジェクトを実際に動かしてみた。完成イメージはつかめただろう。
次のパートからはいよいよゲームを作成していく。
⇒ 続きのパートはこちら。