【CRIWARE】Criware用のサウンドデータ(キューシート)を作成する

はじめに

CRIを使う場合、サウンドファイルはwaveやmp3のままでは使えない。
CRI専用のサウンドデータ=キューシートに変換し、キューシートをUnityのプロジェクトにいれることになる。

この記事では、キューシートの作成方法について記述する。

f:id:snoopopo:20220214140430p:plain

CRI Atom Craft をダウンロードする

CRI Atom CraftはADX2 LEと同様に無料で使えるぞ。

キューシートを作成するにはCRI Atom Craftという別のアプリケーションを使う。
まずは以下のページからダウンロードしよう。

game.criware.jp

「契約内容に同意してダウンロード」を押す。 f:id:snoopopo:20220214130431p:plain

「ツール(ツール/ドキュメント)」にCRI Atom Craftが入っているのでダウンロードする。 f:id:snoopopo:20220214130606p:plain

展開したフォルダの以下のフォルダ配下に、

cri_adx2le_tools_ver_3_46_02/cri/tools/ADX2LE/ver.3/

「CriAtomCraft.exe」というファイルがある。これがCRI Atom Craftだ。ダブルクリックして実行しよう。

キューシートを作成する

「CRI Atom Craft」を起動後、サウンド作成用のプロジェクトを作成する。 f:id:snoopopo:20220214135632p:plain

次にワークユニットを作成する。 f:id:snoopopo:20220214132117p:plain

画面左下の「マテリアルツリー」にwaveのサウンドデータをドラッグアンドドロップしよう。 f:id:snoopopo:20220214132636p:plain

元のファイルはwaveでないと取り込めないことに注意しよう。
mp3等の圧縮されたデータしかもっていない場合は、itunes等でmp4→waveに変換することができる。 support.apple.com

「マテリアルツリー」に読み込まれたら、今度は「ワークユニットツリー」のキューシートにドラッグアンドドロップする。 f:id:snoopopo:20220214133133p:plain

続いてキューシートを右クリックし「Atomキューシートバイナリのビルド」を選択すると以下のダイアログが表示される。 「Unity向けAssetsフォルダを出力」にチェックを付けてから「ビルド」を押そう。 f:id:snoopopo:20220214134432p:plain

ビルドが終わると出力先のパスが書かれているので確認しておこう。 f:id:snoopopo:20220214134533p:plain

Unityプロジェクトにキューシートを入れる

ACFファイル、ACBファイルなどのビルドされたファイルをStreamingAssetsに入れよう。

f:id:snoopopo:20220214134853p:plain

これでUnityでCRIのサウンドデータを使う準備は完了だ。

キューシートの中身をUnityで確認する

最後に、取り込んだキューシートの中身を確認しよう。意図したサウンドデータがキューシート内にあればOKだ。

Unity:画面上部のメニューWindow -> CRIWARE -> AtomBrowser 

f:id:snoopopo:20220214135308p:plain

参考

game.criware.jp