はじめに
CRIを使う場合、サウンドファイルはwaveやmp3のままでは使えない。
CRI専用のサウンドデータ=キューシートに変換し、キューシートをUnityのプロジェクトにいれることになる。
この記事では、キューシートの作成方法について記述する。
CRI Atom Craft をダウンロードする
※CRI Atom CraftはADX2 LEと同様に無料で使えるぞ。
キューシートを作成するにはCRI Atom Craftという別のアプリケーションを使う。
まずは以下のページからダウンロードしよう。
「契約内容に同意してダウンロード」を押す。
「ツール(ツール/ドキュメント)」にCRI Atom Craftが入っているのでダウンロードする。
展開したフォルダの以下のフォルダ配下に、
cri_adx2le_tools_ver_3_46_02/cri/tools/ADX2LE/ver.3/
「CriAtomCraft.exe」というファイルがある。これがCRI Atom Craftだ。ダブルクリックして実行しよう。
キューシートを作成する
「CRI Atom Craft」を起動後、サウンド作成用のプロジェクトを作成する。
次にワークユニットを作成する。
画面左下の「マテリアルツリー」にwaveのサウンドデータをドラッグアンドドロップしよう。
元のファイルはwaveでないと取り込めないことに注意しよう。
mp3等の圧縮されたデータしかもっていない場合は、itunes等でmp4→waveに変換することができる。
support.apple.com
「マテリアルツリー」に読み込まれたら、今度は「ワークユニットツリー」のキューシートにドラッグアンドドロップする。
続いてキューシートを右クリックし「Atomキューシートバイナリのビルド」を選択すると以下のダイアログが表示される。 「Unity向けAssetsフォルダを出力」にチェックを付けてから「ビルド」を押そう。
ビルドが終わると出力先のパスが書かれているので確認しておこう。
Unityプロジェクトにキューシートを入れる
ACFファイル、ACBファイルなどのビルドされたファイルをStreamingAssets
に入れよう。
これでUnityでCRIのサウンドデータを使う準備は完了だ。
キューシートの中身をUnityで確認する
最後に、取り込んだキューシートの中身を確認しよう。意図したサウンドデータがキューシート内にあればOKだ。
Unity:画面上部のメニューWindow -> CRIWARE -> AtomBrowser